2016年6月の勉強会の内容より
(注:以下、町田友の会エリア内の東京電力の料金体系で説明しております。)
●現在の電気料金は(東京電力)…
主に「契約アンペア数による基本料金+使用量による段階的な料金」からなっています。
我が家の契約アンペア数がいくらなのか把握していますか?
2016年4月から電力自由化がはじまりました。電力会社を変更しなくても、契約アンペア数を見直すことによって、基本料金が下がり、節約につながることがあります。
電力会社は、各家庭などの電力使用者の契約アンペア数の合計によって、発電所を1つ増やすかどうか、検討するそうです。アンペア数によって基本料金が違うということだけではなく、発電所の設置にまで関わってくるのです。契約アンペア数も、地球環境につながっているのですね。
●家庭の最適アンペア数は…
①照明器具や電気器具の表示ワット数を調べましょう!
家中の照明器具や電気器具を書き出し、表示ワット数を調べます。
製品自体に記載されているか、取り扱い説明書や、なければインター ネットで型番を検索して調べます。
②アンペア数を出しましょう!
一般家庭の電圧は100Vなので、表示されたワット数を100で割ると出ます。
例えば、1,000ワットであれば(1000W÷100V=10A)10アンペアです。
全ての器具のアンペアを足す必要はありません!!
同時刻に使っている器具は何かを確認し、その時刻に最大何アンペアになるのか調べてみましょう。
その数値を目安に契約アンペア数を決めることになります。
使うタイミングを工夫することで、契約アンペア数を下げることも可能です。
1日の使用時間を記入して計算すると、1ヵ月の使用量まで出すことができます。
どの器具が1ヵ月の電気使用量に大きく影響しているかわかり、使用量を減らす工夫の仕方がわかります。
なんとなく減らしたいから、一歩進んで我が家の状態を具体的に数字で捉えてみませんか。
●会員のNさん(50代)が実際に行った契約アンペアの変更
2011年の東日本で起こった震災以降、電力の使用について見直しました。
当時は30Aでしたが、我が家は2人暮らしなので、そんなに必要ではないことに気づき、20Aに変更しました。
それにより基本料金が月280円減になりました。
変更したら、同時に使用できる電気の量は限られるので、変更した年の冬の朝、特に夫の出勤前などの忙しい時に、同時にいくつもの電化製品を使うとすぐにブレーカーが飛んでしまうことがありましたが、それさえ気を付ければ、20Aでも不自由なことは全くありません。
上限を常に意識して超えることのないように注意して暮らしています。
Nさん宅で行っていること