すっきり暮らすための効率よい掃除


2006年度生活講習よりTさんの話

本の写真のように、いつも家をきれいにしておきたい気持ちは皆が持っていますよね。

でも、限られた24時間の中で、掃除だけやっているわけにはいかないし、どうしたらいいかと悩むことも多いと思います。

時間の使い方にかかってきます。

自分にとって、家族にとって今何をすることが一番大切か、何をしなければならないかを選択することです。家族の健康のためにはなによりもよく食事時間を大切にしなければならないでしょう。お掃除は主婦お母さんが一人でするのではなく、例え普段の掃除でも、いえ、普段の掃除だからこそ、夫・子供・一つの家族に住むもの皆を巻き込んで、家をきれいにしましょう。

私は今、夫と二人暮らしです。友の会で学んだことを元に今までの経験から、私の手順に沿って普段の掃除の仕方について話します。お子さんのいらっしゃる方と比べて汚れ方も違いますし、楽ですが、基本は変わらないと思います。

 

掃除について心がけている私の3つのモットーは
1)環境に配慮したシンプルな掃除
2)二次汚染を防ぐこと
(例えば、網戸が汚れていると外を眺める子供の顔も汚れる。スリッパが汚れていると、拭いた後の床がまた汚れる。)
3)いつもそこそこきれいに、清潔に
掃除のポイント:「汚れをためない」ことと「掃除の手順を考える」

夜から時間の流れに沿って話します。

夜にすること

キッチン
・夕食の後、食卓を片付け、器具や食器を洗います。ここは夫や子どもに出番です。うちでは夫が食器な どを拭きます。ガス台もその周りの壁も台フキンで拭きます。食事の支度をしている時余裕があれば、使ってすぐのまだ熱いうちに拭いておきます。
 ・その後、生ごみの処理。私はゴミを減らすことと、庭の土の栄養のためにボカシを使って肥料にしています。
 ・流しに重曹液をスプレーして、フキペットで洗います。台フキンで調理台や流し、蛇口を拭きます。水滴が残るとステンレスがくもってくるので、水滴が残らないように拭きます。
 ・最後に床は半乾き雑巾で拭きます。半乾き雑巾の作り方は後で話します。ガス台の前に油が散っていたら、やはり重曹液をスプレーしてから拭きます。

これで台所はきれいになりました。うちの子どもが大学生の頃、遅く帰ってきて食事をした時は自分で食器を洗って片付け、流しだけは拭いておくように約束をしてやっていました。床は拭いておきましたので、濡れたところだけを乾いた雑巾でふくように言っておきました。足で拭いていたようです。私も調理中、床が濡れたら足で拭きます。ここまでしておくと、忙しい朝がとっても楽に、気持ちよく朝食の準備が始められます。
浴室(これは最後に入った人の仕事です。今では夫の仕事です。)
・壁と床の石鹸分をシャワーで流します。仕事などで帰宅が遅いご主人にもこれだけしておいてもらえば風呂場はずいぶんきれいに保てます。
・この後、風呂場専用のバスタオルで壁と床に水分を拭きます。少しドアを開けて換気扇を30分まわすと翌朝風呂場はすっかり乾いています。
・風呂場のお湯は翌朝の洗濯に使いますし、防災の面からも夜にお湯を流さないようにしています。

寝る前には戸締り、新聞や本など出したものは所定の場所に片付け・・・おやすみなさい。


朝起きてから、身支度をして、朝食の用意、お弁当作り、洗濯、掃除と朝のうちにすることが一杯あります。でも、いつまでも仕事をするのではなく、線引きが必要で、その線引きを朝仕事終了といいますが、朝出かける時もここまでやっておくと、帰ってから気持ちよく過ごせる状態、ここまでやっておけばどなたかみえてもどうぞと言える状態、いわば、そこそこきちんとしているし、清潔でもある状態までしておく事です。毎日やっておくと、あまり時間もかからないし、体が自然に覚えていて、リズムを持って生活できます。
・朝起きたら着替えて洗面所にいき、顔を洗ったら、洗面ボールをアクリルたわしでさっとひとなでして、洗面台をいつもおいてある小型タオルでさっと拭くとほんの数秒できれいになります。
・トイレも同様です。手拭き用のタオルは洗濯しますから、使ってから蛇口などを拭きます。トイレは汚れやすいので、毎日掃除します。半乾きの雑巾で床を拭きます。便器のまわりも拭きます。雑巾一枚できれいになります。
・雨戸やカーテンを開けて、新聞をとりに行きます。ついでに、玄関をはき、今日履いていく二人の靴を出してそろえます。
・それから朝食の準備をします。二人で食事をして、歯磨きを済ませたら、夫が持っていく新聞一紙にさっと目を通します。
・その後、食事の片付け。台拭きでガス台、調理台を拭きます。食卓の下、台所の床を半乾き雑巾で拭きます。夜の片付けの時に拭いているので、本当にさっと拭くだけです。使った雑巾の置き場所は洗面所なので、行ったついでに洗面所の床も拭きます。ここまでが最低限の朝仕事です。話すとずいぶんやっているようですが、本当に簡単にさっとできます。
・洗濯:私は一日おきに洗濯をします。環境に配慮して、お湯で石けんを使って洗濯します。石けんで洗濯した時最後のすすぎにクエン酸を小さじ1入れると、においも黄ばみもゴワゴワ感もなく、すっきりと洗いあがります。
・浴室掃除:浴室の窓を開け、洗濯に残り湯を使った後、浴槽の中を洗剤を使わないで洗います。週に一回くらい重曹液をふりかけてから洗います。排水口のゴミも取り除きます。洗い場も一度たわしとふきペットで洗います。入浴後さっと専用のタオルで湿気をとっておくので、風呂場の床は朝すっきりと乾いて、カビも生えません。

も少し丁寧に掃除する・・・掃除機をかける日と拭き掃除をする日があります。

・部屋の掃除をする前にまずすることは、部屋にあるものは必ずそれぞれの置き場所におさめる事です。その部屋のものでないものは、あるべき部屋に持っていきます。(子どもの物は、前日夕食の前に自分で片付けるように促します。)これは先ほども言いましたように、寝る前にしておくと、掃除にもすぐにかかれます。

掃除機をかける日には
CO2の排出を減らすためもあって、掃除機をかける日は週1回だけにしています。窓を全部開けて、はたきをかけます。ストッキングやポリエステルで作ったはたき、私はダメになったスリップで作っています。このような化学繊維でできたものは静電気でほこりを取ってくれるので、重宝します。電気製品の上、椅子、長押、はばき、コンセントなどのほこりを取ります。一階二階とはたきをかけて、ほこりが落ち着いたら掃除機をかけます。はたきかけなどは出勤、登校登園の前にやってもらってもいいのではないでしょうか?まず部屋の隅を小さなブラシで掃除機をかけ、それから普通のブラシで掃除します。たたみやじゅうたんは1畳1分ゆっくりです。掃除の後、掃除機を拭いて、決まった場所にしまいます。
拭き掃除をする日には  全部の拭き掃除をするのは週1回だけ。幼児でも充分にできます。お子様と一緒に遊び感覚でどうぞ。 拭き掃除は半乾き雑巾を使います。窓ガラスやサッシ、網戸も拭きます。ふいておくと洗濯物を窓際に干しても、洗濯物が汚れません。二次汚染の防止です。
半乾き雑巾のいいところは、細かいゴミがよく取れますし、こびりついた汚れもすぐ取れます。 フローリングは乾いた雑巾で拭くように注意書きされていますが、乾いた雑巾ではきれいになりません。半乾き雑巾だとフローリングを傷めません。ガラスを拭いても、乾いてから水滴の跡が残ることもありません。音もほこりもたたないので、いつでも出来ます。臭いも取ってくれます。拭いたところを素足で歩く感触はとても気持ちがいいです。
半乾き雑巾の作り方: 拭き掃除の日は16、7枚くらいの雑巾を使うのでまとめて作ります。
1枚を水でぬらして、よく絞って、乾いた雑巾と交互に重ねて、15分ほど置いておくとちょうどいい湿り気になります。湿度の高い日は濡らした雑巾をきつくしぼると湿っぽくなりません。水ではなく、代わりに、水200㏄にオセダポリッシュ小さじ1を入れた油水で濡らしておくと、手垢も取れやすいし、木につやも出ます。月に1回はオセダポリッシュで拭きます。でも、これで桐製品を拭くとしみになりますから、桐の製品は拭かないで下さい。雑巾はきちんとたたんで、1枚で8面拭けます。厚手だと裏も合わせて、16面使えます。
蛇足ですが、いつも雑巾は石けんできれいに洗って干し、十分乾いた状態にしておくことを忘れないで下さい。私は使い古しのタオル20枚くらいを縫わないで雑巾として使っています。普段の掃除としてはこのくらい、いつもそこそこきれいに、清潔でいられると思います。
サッシの溝。部屋の隅は箸を使うときれいになります。割り箸よりも使い古しの塗り箸の方が力も入って使いやすいです。
アクリルタワシ:洗剤を使わずに汚れがよく落ちます。
重曹液:これは小匙2の重曹を水200㏄に溶かしたものです。油汚れのように酸性の汚れは重曹液できれいになります。換気扇の汚れ、浴槽の湯垢もきれいになります。また、これは食器洗いにも使えます。合成洗剤を使わずに油分をきれいにとってくれます。玩具も重曹できれいになります。子供が玩具を口に入れても安心です。アルカリ性の汚れの水垢や便器の黄ばみはお酢かクエン酸のスプレーをかけてから拭きます。これらは環境にも優しいし、人に害もないのでおすすめです。でも、重曹、クエン酸といえども薬剤です。環境に優しいからといっていくら使ってもいいものではないと思います。汚れをためないで、まず、水で機械的にきれいにして、取れない部分を薬剤に頼ることが大切と思っています。

(↑アクリルタワシでコンセントの汚れ落とし)

(↑雑巾に重曹液を吹きつけている様子)